Ubuntu 10.04でサーバ構築

まずはホストOSから。

インストールディスクの準備をする

Ubuntuの公式サイトからUbuntu 10.04 LTS Server x64をダウンロード。これをCDに焼いて、インストールディスクの準備は完了。

後で知ったことながら、Windows 7ではisoイメージをネイティブで焼ける模様。次回は試してみよう。

インストール

CDドライブにインストールディスクをセットして、インストール機を起動。Installを選んで、あとはデフォルトのまま。

  • ディスクの割り当ては、すべてをLVMにしたが、レイアウト設定がなかったので、/と/bootになった。
  • ホスト名はFQDNで入れても良いのかも? インストール中にホスト名を入れる場所はここしかなかったため、ドメインを割り当てる場合はFQDNを試してみたい。
  • ユーザの追加時は、相変わらずフルネームを求められるので空値にし、ログインIDとパスワードのみ設定。
  • ソフトウェアアップデートの自動適用は、サーバ利用なため無効に。逆に自分で管理する必要があるので、どちらも一長一短かな。

インストールが完了し、インストーラに促されるまま再起動後、無事に起動しました。

ソフトウェアのアップデートをする

インストールディスクに入っているパッケージは古いため、セキュリティアップデートなどを適用する。予想通り、この時点でKernelのアップデートがあったため、適用が完了した後、再起動。

$ sudo aptitude update
$ sudo aptitude safe-upgrade

起動中にカーネルメッセージを出力する

続いて、起動時に何も出ないのは怖いので、画面表示を出すように設定をした。

$ diff -u /etc/default/grub.orig /etc/default/grub
--- /etc/default/grub.orig      2010-08-01 18:47:46.723628291 +0900
+++ /etc/default/grub   2010-08-01 19:04:43.260829097 +0900
@@ -6,7 +6,7 @@
 GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true
 GRUB_TIMEOUT=10
 GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
-GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"
+GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""
 GRUB_CMDLINE_LINUX=""

 # Uncomment to disable graphical terminal (grub-pc only)

/etc/default/grubのヘッダに「更新したらupdate-grubを実行して/boot/grub/grub.cfgを更新するように」とあったため、update-grubを実行して、再起動。

$ sudo update-grub
$ sudo reboot

ネットワークの設定をする

サーバなので静的なアドレスを割り当てる。

$ diff -u /etc/network/interfaces.orig /etc/network/interfaces
--- /etc/network/interfaces.orig        2010-08-01 18:21:45.691120791 +0900
+++ /etc/network/interfaces     2010-08-01 19:20:46.418937097 +0900
@@ -7,4 +7,7 @@

 # The primary network interface
 auto eth0
-iface eth0 inet dhcp
+iface eth0 inet static
+       address 192.168.0.54
+       netmask 255.255.255.0
+       gateway 192.168.0.1

設定ファイルを書き換えたら、設定を有効にする。

$ sudo ifdown eth0
$ sudo ifup eth0

設定が反映されているかは、ifconfigコマンドを実行する。

$ ifconfig eth0 | grep inet
        inet addr:192.168.0.54  Bcast:192.168.0.255  Mask 255.255.255.0

まとめ

意外とすんなり導入が出来ました。訊かれる項目がたくさんあるのだと思っていたのですが、それよりは少ない印象です。

また、以前Ubuntu Serverを試したときは、パッケージがそれほど入らなかった気がしたのですが、今回はだいぶ入りました。それでもsshdがデフォルトで入らない点を考えれば、方針は変わっていないと感じます。

この後は、KVMによる仮想サーバの構築です。


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